Date:2025.07.30 カテゴリー:現場レポート (ICT事業部)
今回の現場は、当社のバックホウのマシンコントロール機をレンタルして頂いた現場のご紹介となります。
● 現場名: 令和6年度国補治水ダム 二級河川鳥羽河内川 付替道路工事 (三重県鳥羽市河内町)
● 現場対応期間: 2025年4月28日~2025年7月
● ご導入企業: 宮崎建設工業株式会社 様
● 弊社スコープ:
(1) 調査・測量: ULS起工測量、ULS出来形測量
(3) 施工: バックホウ CAT315 マシンコントロール1台
RTK用基地局セット、MS995(ニコン・トリンブル社)、
UTS用SPS730 自動追尾トータルステーション
初めに現場ロケーション的に衛星が受信出来るか怪しい雰囲気でしたので、
GNSS受信機を使用しての現況調査を行いました。
想像よりも衛星を受信しておりましたが、現場を囲っている木々に近づくと不安定な状態でした。
お客様と打合せをし、まず衛星を使用したRTK方式で施工する事となり、基地局を設置して建機の精度確認、導入を行わせて頂きました。
その後、施工が進むにつれて木々にどんどん近づき、衛星の受信がかなり不安定となり施工に影響が出始めた為、
UTS方式での施工に切り替えをお客様に決意して頂き、切り替え対応を行わせて頂きました。
苦労したポイントは、基地局を設置する箇所が高所だった為、単管を持って上に登るのが大変だった点と、
やはり衛星受信が不安定なのもあり、ローカライゼーション、精度確認には多少時間がかかった点です。
宮崎建設工業様は非常にICTに積極的で設計も自社で作成されており、
弊社も何度かICT建機をレンタルさせて頂いているので、
システム全般の操作も非常に慣れており導入については話が早くスムーズに終了し、エンジニアの私たちも進めやすかったです。
これからもお客様に「キナンでよかった」と思っていただけるよう
現場に寄り添ったサポートを心掛け、お客様のご期待にお応えしてまいります。
引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
ICT事業部 山本
宮崎建設工業株式会社様
https://miyazaki-kensetsu.com/
【参考】
株式会社キナン ICT事業部
〒647-0081
和歌山県新宮市新宮8001-10
株式会社キナン ICT事業部 中部事業所
〒519-2143
三重県松阪市和屋町241-1
ICT事業部関連記事
https://www.kinan.co.jp/blog/archives/category/i-construction