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溶接機に接続するケーブルの選定について

 Date:2021.04.28 カテゴリー:機械の豆知識

溶接機を設置するにあたり、
配電盤から溶接機を接続するケーブル(入力側ケーブル)の太さには
注意が必要です。

もし流れる電流に対してケーブルが細すぎると、
ケーブルが焼損する危険性があります。

以下に電流値とケーブルの太さの選択の目安を記載します。
入力側ケーブルに流れる電流値は、
溶接機の銘板に「定格入力電流」と書かれていますので、
そちらを参考にして選んでください。

※溶接機によっては「定格入力電流」が書かれておらず、
「定格入力 (kVA)」が書かれていることがあります。
その場合、次式から入力電流を求めてケーブルの太さを選択してください。
*単相、三相で別の計算式となりますのでご注意ください

定格入力 (kVA)から定格入力電流 (A)の算出方法

 

 ◆ 単相: 定格入力電流 (A) = 定格入力 (kVA) × 1000 / 定格入力電圧 (V)

 ◆ 三相: 定格入力電流 (A) = 定格入力 (kVA) × 1000 / √3 (1.73) × 定格入力電圧 (V)

 

定格入力電流 (A)に対する入力側ケーブルの太さ 対応一覧表

定格入力電流 (A)          50 100 150 200 250 300 400 500
ケーブルの太さ (㎟) 8~14 22 30 38 50 60 80 100

 

(例) 
 定格入力電流: 150A 
   ⇒ ケーブルの太さ: 30㎟ を選定してください。

 

その他、機種等の選定に迷われた場合は、
お近くの各営業所までご相談ください。

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